死んでも死にきれない(2)

末期癌が、わかった後は、知らなかったのですが、その親子は、母子家庭で、お母さんが、亡くなった後、どう生活していくかの話し合いが、作業所の終業後行われました。私は、お母ちゃんと一緒に帰るので、ただ、聞いているだけの立場でしたが、どうやら、市役所の対応は、冷たく、成人した身障者のケアして、住める場所は無いみたいでした。それと、作業所で働いて貰う給料は、非常に安く、お母さんの収入が無くなれば、とても、家賃を払って生活していくだけの収入では無いと言う事でした。生活保護を受けたとしても、日々の暮らしは、助けが無いと、かなり、難しいと思われます。暮らしのサポートは、市役所としては、万全な対応策がなく、家も、生活保護に備えて、市営住宅に引越しをすると話してました。お母ちゃんまでが、泣いてました。過酷な現実を見させられました。その時のお母さんの一言が、タイトルの死んでも死にきれないと大声で、泣きながら言ってました。職員さん達が、皆、泣いてました。その記憶が、鮮明です。次回は、お母さんが、亡くなるまでの断片的ですが、奮戦記をかきます。

 

投稿者 息子溺愛パパ

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